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 秋田駅の土産コーナーに行くとさまざまなものがあり、中にはびっくりするようなものもある。しかし、基本的には安くて、かさばらず、長持ちし、そして何よりも秋田らしい。「いぶりがっこのスライス」、日本酒、もろこし、最近ではバター餅もある。「えー」と思うものには「ハタハタのひれ酒」や「しょっつる焼きそば煎餅」などがあり、その中に「ハタハタのふりかけ」がある。
 ふりかけは、それだけでは食べない。名前のとおり、ご飯の上にさっと振り掛けるもので、食事に必須のものではない。そのハタハタのふりかけについて見てみよう。
箱を見る(写真1)。まず、正面には黒く太いカタカナで「ハタハタ」の字があり、同時にハタハタの写真がある。箱の中身はよく何か分からないが、何しろハタハタの何かだということがよくわかる。
この箱をよく見ると「日本海産ハタハタ使用」、「煮付風味」とがあり、最後に小さな字で「ふりかけ」の文字があり、それが何なのかがわかる。また、小さな字で「ほっかほかの お弁当に おむすびに」という言葉が見える(写真2)。
中を開けると、瓶にも同じ「ハタハタ」の文字だ(写真3)。
ご飯にふりかけをかける(写真4)。アップで見る(写真5)。
箱の裏には、名称:ふりかけ、とあり、原材料名はぶどう糖、以下、でん粉、ポテトフレークと続き、ハタハタは11番目に登場。そのほか、発酵調味料、トマトパウダーなど総計24ある。そして、内容量:80gとなる(写真6)。
さて、味については個人の好みではあるが、まず、甘い。何を食べているのか味に迫力がなく、ハタハタふりかけということがはっきりしない。
しかし、このふりかけがハタハタを看板にしていることが嬉しい。すなわち、ハタハタ自体が「売り」であり、ハタハタは秋田のブランドだからだ。それだけに残念なことは、どこにも「秋田」の文字が無いことだ。確かにそのハタハタは「日本海産」ではあるが、兵庫県や鳥取県など県外の可能性が大きい。秋田の土産は、秋田産でなければならない。
あれやこれや言っても、朝食のご飯には必ずこのふりかけをかけていたら、すぐに空になったことも事実である。

写真1 ハタハタのふりかけの箱正面 写真2 ハタハタふりかけの包装
写真3 ハタハタのふりかけの箱と瓶 写真4 ハタハタのふりかけと瓶
写真5 ふりかけをご飯とともに 写真6 ハタハタふりかけの原材料名
ハタハタの多様な世界
J ハタハタのふりかけ
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