八郎湖の生態系を守るプロジェクト AQUA SOCIAL FES!! 2013 第2回目

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ブラックバスを捕まえよう(2013.6.30)
 2013年630日(日)、八郎湖最大の流入河川である馬場目川において、魚を調べながらオオクチバスを食べる会が開催されました。これは、秋田淡水魚研究会(当法人の前身団体)が主催し、トヨタ自動車が協賛しているもので、62日に引き続き、今年2回目の活動として行われたものです。ただし、去年に実施した2回を含めこれまでは大潟橋周辺でさし網によりバス駆除を行ってきましたが、今回は馬場目川で子供たちとともに魚捕り体験を行いました。趣旨は、八郎湖に注ぐ馬場目川に豊かな魚が生息していることを実感していただき、そのためにはバス駆除が必要であることを理解してもらうというものです。
 今回、子供たちとともに採捕した魚類は、スナヤツメ属1尾、ウグイ2尾、ギンブナ1尾、コイ1尾、ニゴイ2尾、オイカワ7尾、ギバチ2尾、ワカサギ1尾、アユ1尾、カジカ大卵型15尾、ヌマチチブ45尾、ウキゴリ1尾、トウヨシノボリ3尾などでした。ヌマチチブがもっとも多く採捕されました。中でも驚いたのは、ギバチが2個体も確認されたことです。また、魚捕りをしていると、足下にアユが走り回り、あらためて、八郎湖の豊かさを実感しました。観察後は、捕れた魚を皆で放流しました。
 昼食は、バスのバーガーとワカサギのつくだ煮でした。バスはあらかじめ、地元の漁師さんが冷凍しておいたものを使用しました。ワカサギは、地元の漁師さんにとってもっとも重要な魚であり、在来魚として守り育てる魚のシンボルです。そのためにも、バスなど外来魚は駆除しなければなりません。
 これからも、秋田の在来魚を保全するために外来魚を駆除する活動を行う予定です。「何が起きているかを自分の眼で見て」、「できることから行うこと」をやっていきたいと思っています。  1回目の様子はこちら