秋田県では、例年どおり今年も7月1日にアユの解禁になりました。翌日の2日、米代川水系で友釣りのアユをいただく機会があり、その際、考えながら食べました(写真)。その素晴らしさは、鮮度、香り、肉質、あぶら、塩の振り方と量、焼き方、食べるタイミングなどさまざまな要素によると感じました。またそれは、アユの餌となる付着藻類の種類と量、岩の種類、水質、流速、水温などで決まります。
結局のところ、アユの味には風土、経験、人生などすべてが含まれており、自分の舌で自分の頭で考える以外にはありません。
残念ながら、秋田では梅雨の影響で7月3日から激しい雨降りが続き、川は濁水となっています。そのうち、川が落ち着き、濁りが消え、水温も上がって来るでしょう。そうなれば、また、ゆっくりと「アユを頭で考えたい」と期待しています。 |