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No.13 ムシフグが漁獲されました
 秋田県沿岸ではフグ類はこれまでに16種程度が認められていましたが、2013年3月から4月にかけて6個体が漁獲されました。いずれも、関係者が冷凍しておいた標本ですが、これまで、県内でムシフグがまとまって漁獲されたことは初めてです。ムシフグは日本海の新潟県佐渡島や山形県飛島でも漁獲されています。ムシフグは食用として禁止されていますので、市場関係者は絶対に流通しないよう、十分に注意してください。なお、ムシフグ野の特徴は次のとおりです。
ムシフグ(2013.3.4 全長166.8,体長132.6,体重100g
@小型で、全長20cm程度である
A神奈川県、山口県、長崎県、兵庫県香住、新潟県佐渡、山形県飛島などに生息
B体側中央に吻端から後方まで、黄色の太い帯がある
C臀鰭と背鰭は黄色ないし白色である
D体の背中は濃緑色に明瞭な白黄色の小白斑が散在する
E体側に虫食い状の斑紋がある
F背面と腹面には弱い棘がある(手で触れないと不明)
G分布域や生態など不明な点が多い
ムシフグ(2013.3.4 全長177.0,体長141.9,体重119g
同上部 コモンフグ(2009.4.18 男鹿半島 定置網)
マフグとトラフグの雑種(2004.5.7 男鹿半島 定置網)

ムシフグ2013.03-04
上から
体長185mm,体重236g, 体長126mm,体重67.8g体長132mm,体重82.4g体長134mm,体重106.7g