富山県の河川調査

201392223日にかけて、秋田水生生物保全協会のメンバーが富山県黒部川水系で淡水魚調査を行いましたので紹介します。

 黒部川はフォッサマグナの西側に位置するということもあり、秋田とは違った魚類相が見られることを期待して調査を開始しました。22日に黒部川の支流で調査を行ったところ、スナヤツメ、タカハヤ、ウグイ、アジメドジョウ、カジカ大卵型、オオヨシノボリが採れました。タカハヤやアジメドジョウ、カワヨシノボリは秋田では見られない西日本の魚類ということもあり、興味深く観察しました。特に、タカハヤの尾柄がアブラハヤに比べて高いのが印象的でした。
 23日には二級河川の黒瀬川で調査を行いました。ここでは、スナヤツメ、シマドジョウ、カジカ大卵型、カマキリ、カワヨシノボリ、オオヨシノボリが採れました。カワヨシノボリはタカハヤ同様に西日本の魚類で秋田には生息していません。今回の調査で、秋田では見ることのできない魚類を見ることができました。そして、地域によって異なる魚類相の一端を見ることができ、非常に有意義な二日間となりました。
フォッサマグナ日本海側西端の姫川下流(9/22) 姫川の河川敷でヒスイを探す人々(9/22)
黒部川中流(9/22) 黒部川支流(9/22)
タカハヤ(9/22) アブラハヤ(秋田県由利本荘市)
黒瀬川中流(9/23) カワヨシノボリ(9/23)
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