八竜中学校で外来魚問題について行きました

 八竜中学校ではドラゴンプロジェクトの一環として、地域について調べたり、職場体験や福祉体験を行ったりしています。今回は、1年生の八郎湖を調べているグループに外来魚問題について講義をしてきました。

 このグループは全員がオオクチバスを釣ったことがあり、そのことについて考えてみたいとの要望が協会からあったからです。

 2013年10月18日10時から12時まで、講義や質疑応答を行いましたが、全員が驚くほど熱心に話しを聞き、ノートを書いていました(写真)。

 最初に、オオクチバスの成長や産卵生態、食性などその生態について述べました。次いで、被害の実態や外来生物法の背景について説明しました(資料)。

 その後、全員で質問や話し合いが行われました。
 Q:八郎湖で、いつ頃、誰が放流したのか。
 A:日本では1925年、それが秋田市では1982年、八郎湖ではその翌年。放流したのは、人間。

 Q:八郎湖をよくするためには、どんなことが大事か。
 A:単純な問題ではない。ワカサギやシラウオなどの漁獲が、八郎湖のリンやチッソを外に出すこと   にもなる。魚類は生態系を構成する基盤でもある。分からないことも多い。

 Q:八郎湖のために、どんなことをすればよいか。
 A:地元の釣りでも、近くの小川でも、何が起きているのかを、具体的に見て、考えて欲しい。

 そのほか、多くの質疑応答がありましたが、むしろ、この生徒たちから教えられたこと
も少なくありませんでした。今回は、関係者の方々にありがとうございました。
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